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モカエキスプレスでおいしいイタリアンコーヒーを

ビアレッティ・モカエキスプレス モカエキスプレスの仕組み (Alborzagros – Wikimedia Commons) 皆さんイタリアの「Moka pot(モカポット)・Moka Express(モカエキスプレス)」というものをご存知でしょうか。 今やイタリアの世帯の9割が持っていると言われるこの直火式のエスプレッソ・メーカーは1933年にイタリア人の鍛冶のAlfonso Bialettiが開発しました。しかし、本当に普及し始めたのは独特のロゴを使って売り出した戦後のことだそうです。 モカエキスプレスは機械式のエスプレッソマシンよりも低い圧力でコーヒーが抽出されるため、本当のエスプレッソではないですが、ビアレッティさんが目指した「espresso in casa come al bar(カフェで出されるようなエスプレッソを家で)」楽しめます。 そのためか、私がイタリアで泊まったホームステイでもこのmacchinetta(マッキネッタ:機械、モカエキスプレスをこう呼ぶことが多い)が使われていました。朝によく、熱した牛乳を1カップのエスプレッソに加えて飲んでいました。もちろん、私も飲みました。1カップのエスプレッソはほんの少量のため、ほぼ牛乳で薄めていた感じですが、それが本場のカフェラテです。 とてもおいしかったため、自分もイタリアでモカエキスプレス(2カップ用)とラバッザ社のエスプレッソ用の粉末コーヒーを買い、日本に持ち帰りました。 ちなみにイタリア人はドリップコーヒーを飲まないため、エスプレッソは普通にIl caffe(イル・カッフェ:コーヒー)と言って、アメリカンコーヒーですら、エスプレッソを水で薄めたものです。スタバも見かけませんでした。何せ、地元のカフェのほうが安くておいしいわけですから(笑)。 分解されたモカエキスプレス (Jcmontero – Wikimedia Commons)   ちなみに今は直火で本当のエスプレッソが作れるビアレッティ・ブリッカというものも存在するみたいです。興味ある方はどうぞ。 モカエキスプレスはこちらから。   参考:http://www.independent.co.uk/property/interiors/the-secret-history-of-moka-express-coffee-maker-2149816.html

本、音楽、社会、経済などのつぶやき

narutakです。少し忙しくて中々更新できなかったのですが、久々に投稿します。 とりあえず、最近やってたことなど目次っぽく挙げてみます。   A. 本を読んでいます。専門書以外であれば以下が挙げられます。 『人間の条件』 ハンナアーレント: 人間は条件付けられている存在であり、その本性こそはなんとも言えないが、性質はいくつか挙げられる。労働、仕事、活動など独特な観点より考察を深めていきます。現代の政治にも有用な考えがちりばれられているようです。ちなみに全然読み終わっていません笑。 『愛するということ』 エーリッヒ・フロム: 『幸せになる勇気』でもよく言及されていた本です。人生経験が豊富になるほど深みが出る本らしいです。相手をありのままに受け入れることが重要と書かれています。ただ、ありのままを見るっていうのは難しいことですね。バイアスがどうしてもかかってしまう。また、しばしば「良い」生き方を志していると、「上手い」生き方をしている人に搾取されるのではないかと考えてしまう。その意味で、やさしくなるためには強さも必要なのではないか、、など感じます。 『啓蒙とは何か』 イマヌエル・カント これは小論文ですが、『永遠平和のために』も収録されているやつです。「自分の理性を使う勇気を持て」が印象的です。 この他に新書なども読みました。また、機会があれば取りあげてみます。   B. 社会情勢について これも詳しくは書きませんが、別の次元に以降しているように感じます。過去のフレームワークで考えると、バイアスがかかることがしばしばあり、ちんぷんかんぷんな議論が展開されることもあるようです。今はグローバリズムが早すぎた、間 違った方向ではないが、推進が加速しすぎた、、など色々な議論が飛び交ってますね。少し新鮮な議論だと個人的に感じました。 カントの本にもあるとおり、最後は自分の頭で考えて判断して行動しないといけないと思います。知識人を盲信するのもおかしい。知識人の中には暗記とコミュ力で成り上がった人もいるはずなので、新しい現象を説明する能力については保障されているとは言えません。 思うにグローバリズムは「ふわっと」した概念ではあってはならない。そもそも「ふわっと」したものは考えるきっかけとしては有用ですが、盲信しやすい性質や、コンセンサスがとれていないまま議論に移行する場合もあるので水掛け論を生みやすい、、とか思ったりしました。 様相論理(論理学のようなものです)など取り入れたらどうだろうか。詳しくは私も知らないけれども、「いつ」「どこで」真になるのか。それはどの世界でも真なのかといった考察を提言する前にしなければならないと思います。   C. 経済学も少しずつかじりはじめました。 新古典派とケインズ派の根本的な違いはどこにあり、それぞれの前提からどのような均衡解に行き着くのかなど面白いです。 貨幣の流動性を想定し、成熟社会においては意味のある公共事業で間接的に有効需要を増やすことが重要だとされています。また、贅沢できる人の贅沢はむしろ推進しなければならない、など。これらは数式を用いて表現できますが、モデルを立てるときは現実に即していなければなりません。 また、同時にある種の普遍性を持っていなければならない。この普遍性については「科学的」な面であるが時代によって理論がとって変わる点は「社会」の面である。(個人的にこのバランスがまだつかめていない)。もちろん人間のモデルを立てることもあります(人間類型など)。『社会科学としての人間』大塚久雄著なども参考になりそうです。 日本の場合ですが、昔の三種の神器のような、爆発的な需要は最近は生まれていないです。そうなると供給財はサービスに絞られるのか。それともこれから技術革新は起きるのか。 前者であれば、とくに「名誉」などプライスレスな概念を有効活用するのも1つの手かも知れない。人は有名人のサインなどに物質的価値以上を感じます。 サインなどであれば有名人の「思いやり」が価値を産むことになる。芸能人だけではなくとも、一人ひとりの個性をプライスレスなものとして発信できるシステムは考えられないか、、色々考えたら出てきそうです。 もうひとつ。話題のブロックチェーンのようなシステムも今後考えていきたいです。   D.哲学と芸術の可能性について。 哲学などリベラル・アーツがどのくらい力になるのだろうか。もちろん多様な考えを持つに越したことはないですが、結局は行動が意味を持ちます。どのプラットフォームであれば効果的など、実装面を考える重要性を最近感じています。 天にある思考をある意味で地につけないといけない。言論や芸術など様々な形態がありえますね。 最近はVR・AR技術なども発達してきているが、もっとプラットフォームが出てくるかも知れない。抽象的な考えが簡単にアウトプットできる仕組みがあればいいですよね。 (詳しくはわからないですが、個人的にニーチェは「哲学」を鈍器なようなものに形作り、古い体制を「殴った」印象をもってます。笑。) 人工知能狂騒について。汎用人工知能はまだできないようです。あることに特化した人工知能が発展しています。厳密な定義などはこれから勉強していきたいですが、過去のデータに依存・形成される分、アドラーがいうような、「過去に規定されない」人間の性質はもっていないようです。「閃き」などはたしてするのか。「芸術家」になれるのか。色々考えさせられます。   E. 最近聴いている音楽について 音楽が感情といかにリンクするかが気になります。例えば音楽一つ一つに思い出をつなげていくのはプルースト効果とのアナロジーができるのではないかと思ったりします。 これもまた、今後話していきたいです。そういえば音楽に共鳴するタイプとしないタイプがあることが神経科学から示されるといった記事もどこかで見かけました。 とりあえずおすすめはたくさんあります。 OneRepublic , augustana などを聴き直したらとても心地よかった。 OneRepublicのCounting Stars, Dreaming Out loud, If I lose my self, Wherever you are など好きです。 augustana はStars and Boulevards, Boston, wasteland,Where love went long などがメランコリックです。 以上ざっと書いてみました。詳細が欲しいテーマがあれば言ってください。 今後はプログラミングについても書いてみますね。ちなみにtensorflow などで遊んでみたいと今考えてます。 ではまた。

自作PCの紹介

作ろう 半年くらい前の話ですが、4年間使い続けた前のデスクトップPC(i7-870、GT-320の市販のデスクトップPC)がずいぶん遅く、うるさく、電気もかなり食っていたので、長年の願望だった自作PCを作ろうと思いました。パーツの値段の下調べやケースの選定はアキバのツクモやソフマップで行い、発注はネットでしました(パーツを家まで運ぶのが嫌だったので)。   パーツの選定 最初はCore i7プロセッサーにしようと思ったんですが、値段とTDP(熱設計電力)の観点からi5-4590プロセッサーにしました。グラフィックも最新のものではなく、省エネで補助電源不要のGTX750Tiを搭載したものにしました。ATX電源に関しては最安は少し怪しい感じがしたので、一応名の知れている「玄人志向」の500Wのものにしました。前のパソコンは完全に起動するまで2分以上かかることがあったので少々お高めですが今回はブートドライブは磁気ドライブよりも速い128GBのSSDにすることにしました。さすがに自分のもっているデータがすべてSSDドライブに入るはずがなかったので、データ用のドライブとしてウェスタンデジタルのWD Greenの3TBドライブを買いました。また、前のデスクトップPCでつかっていた東芝のデータドライブ(2TB)もそのまま移し替えて、かなりの容量を確保できました。(計5TBくらい) マザーボードは一番無難なH97-PROにしました。 メモリに関しては16GBあってもいいかなと思ったんですけど、私の場合、全部使う機会が少ないと思い、8GBにしました。ディスクドライブはデータのバックアップとかにブルーレイを使うので、BDドライブにすることにしました。できるだけ値段を抑えたかったので前のPCに組み込んでいたパイオニアのBDR-209Mを新しいパソコンに植え替えました。 ケースは消音スポンジとかが入っているのが良かったんですけど、少々高かったので見た目が良くて安いAntec社のP70にしました。正直、候補が多かったので決めるのに迷いました。   組立 組立、OSのインストール、データの移し替えには丸一日かかりました。一番面倒だったのはヒートシンクの取り付けで、マザーボードの穴に取り付けるのにかなりてこずりました。 パーツの互換性とかでは問題がなかったので、思っていたより楽でしたね。   使用 半年くらい経ちましたが、マシン自体に問題はないように感じます。ただ、Windows 8.1のほうがフリーズすることが1,2回ありましたね。今日?、Microsoft社がWindows 10を解禁するらしいので、そちらのほうに期待します。個人的にはスタートメニューの復活を一番期待しています。 グラフィックカード(GF-GTX750Ti-LE2GHD)に関してですが、DVI+HDMI+D-SUBポート全部使用で一応トリプルスクリーンもおkです。DVIは一度HDMIに変換してからテレビにつなげているんですが、なんか縁部分がクロップされちゃいますね。でも、モニターにつなげると縁部分はちゃんと表示されるので、多分これはテレビ側の問題だと思います。対策としてはNvidia コントロールパネルの「デスクトップのサイズと位置の調整」で「デスクトップのサイズ変更を有効」にして、縁がクロップされない程度に画面サイズを調整します。これで、無事、縁がクロップされずにテレビでパソコン画面を表示できるようになりました。 【追記】また、Windows 10 がリリースされて、インストールしてからも特に問題はありません。   部品表 会社 商品名/説明 購入先 PCケース Antec P70 ツクモ マザーボード ASUS H97-PRO ツクモ プロセッサー Intel i5-4590 ソフマップ メモリ Team Teamデスクトップ用メモリ DDR3 1600Mhz PC3-12800 8GB アマゾン グラフィックカード 玄人志向 GF-GTX750Ti-LE2GHD ツクモ 電源 玄人志向 KRPW-L4-500W ツクモ 冷却ファン+ヒートシンク COOLER MASTER Hyper TX3 EVO ツクモ ハードドライブ Western Digital WD30EZRX-1TBP (WD Green 3TB) ソフマップ OS Microsoft Windows 8.1 DVD-ROM アマゾン SSDハードドライブ Transcend ts128gssd370 アマゾン BDドライブ Pioneer BDR-209M — モニター、キーボードやマウスは使いまわし。   値段 それなりに高かったですね。合計101783円しました。ふぅ~。初めての自作PCだったのでそれなりに長く使い続けたいと思います。