narutakです。少し忙しくて中々更新できなかったのですが、久々に投稿します。 とりあえず、最近やってたことなど目次っぽく挙げてみます。 A. 本を読んでいます。専門書以外であれば以下が挙げられます。 『人間の条件』 ハンナアーレント: 人間は条件付けられている存在であり、その本性こそはなんとも言えないが、性質はいくつか挙げられる。労働、仕事、活動など独特な観点より考察を深めていきます。現代の政治にも有用な考えがちりばれられているようです。ちなみに全然読み終わっていません笑。 『愛するということ』 エーリッヒ・フロム: 『幸せになる勇気』でもよく言及されていた本です。人生経験が豊富になるほど深みが出る本らしいです。相手をありのままに受け入れることが重要と書かれています。ただ、ありのままを見るっていうのは難しいことですね。バイアスがどうしてもかかってしまう。また、しばしば「良い」生き方を志していると、「上手い」生き方をしている人に搾取されるのではないかと考えてしまう。その意味で、やさしくなるためには強さも必要なのではないか、、など感じます。 『啓蒙とは何か』 イマヌエル・カント これは小論文ですが、『永遠平和のために』も収録されているやつです。「自分の理性を使う勇気を持て」が印象的です。 この他に新書なども読みました。また、機会があれば取りあげてみます。 B. 社会情勢について これも詳しくは書きませんが、別の次元に以降しているように感じます。過去のフレームワークで考えると、バイアスがかかることがしばしばあり、ちんぷんかんぷんな議論が展開されることもあるようです。今はグローバリズムが早すぎた、間 違った方向ではないが、推進が加速しすぎた、、など色々な議論が飛び交ってますね。少し新鮮な議論だと個人的に感じました。 カントの本にもあるとおり、最後は自分の頭で考えて判断して行動しないといけないと思います。知識人を盲信するのもおかしい。知識人の中には暗記とコミュ力で成り上がった人もいるはずなので、新しい現象を説明する能力については保障されているとは言えません。 思うにグローバリズムは「ふわっと」した概念ではあってはならない。そもそも「ふわっと」したものは考えるきっかけとしては有用ですが、盲信しやすい性質や、コンセンサスがとれていないまま議論に移行する場合もあるので水掛け論を生みやすい、、とか思ったりしました。 様相論理(論理学のようなものです)など取り入れたらどうだろうか。詳しくは私も知らないけれども、「いつ」「どこで」真になるのか。それはどの世界でも真なのかといった考察を提言する前にしなければならないと思います。 C. 経済学も少しずつかじりはじめました。 新古典派とケインズ派の根本的な違いはどこにあり、それぞれの前提からどのような均衡解に行き着くのかなど面白いです。 貨幣の流動性を想定し、成熟社会においては意味のある公共事業で間接的に有効需要を増やすことが重要だとされています。また、贅沢できる人の贅沢はむしろ推進しなければならない、など。これらは数式を用いて表現できますが、モデルを立てるときは現実に即していなければなりません。 また、同時にある種の普遍性を持っていなければならない。この普遍性については「科学的」な面であるが時代によって理論がとって変わる点は「社会」の面である。(個人的にこのバランスがまだつかめていない)。もちろん人間のモデルを立てることもあります(人間類型など)。『社会科学としての人間』大塚久雄著なども参考になりそうです。 日本の場合ですが、昔の三種の神器のような、爆発的な需要は最近は生まれていないです。そうなると供給財はサービスに絞られるのか。それともこれから技術革新は起きるのか。 前者であれば、とくに「名誉」などプライスレスな概念を有効活用するのも1つの手かも知れない。人は有名人のサインなどに物質的価値以上を感じます。 サインなどであれば有名人の「思いやり」が価値を産むことになる。芸能人だけではなくとも、一人ひとりの個性をプライスレスなものとして発信できるシステムは考えられないか、、色々考えたら出てきそうです。 もうひとつ。話題のブロックチェーンのようなシステムも今後考えていきたいです。 D.哲学と芸術の可能性について。 哲学などリベラル・アーツがどのくらい力になるのだろうか。もちろん多様な考えを持つに越したことはないですが、結局は行動が意味を持ちます。どのプラットフォームであれば効果的など、実装面を考える重要性を最近感じています。 天にある思考をある意味で地につけないといけない。言論や芸術など様々な形態がありえますね。 最近はVR・AR技術なども発達してきているが、もっとプラットフォームが出てくるかも知れない。抽象的な考えが簡単にアウトプットできる仕組みがあればいいですよね。 (詳しくはわからないですが、個人的にニーチェは「哲学」を鈍器なようなものに形作り、古い体制を「殴った」印象をもってます。笑。) 人工知能狂騒について。汎用人工知能はまだできないようです。あることに特化した人工知能が発展しています。厳密な定義などはこれから勉強していきたいですが、過去のデータに依存・形成される分、アドラーがいうような、「過去に規定されない」人間の性質はもっていないようです。「閃き」などはたしてするのか。「芸術家」になれるのか。色々考えさせられます。 E. 最近聴いている音楽について 音楽が感情といかにリンクするかが気になります。例えば音楽一つ一つに思い出をつなげていくのはプルースト効果とのアナロジーができるのではないかと思ったりします。 これもまた、今後話していきたいです。そういえば音楽に共鳴するタイプとしないタイプがあることが神経科学から示されるといった記事もどこかで見かけました。 とりあえずおすすめはたくさんあります。 OneRepublic , augustana などを聴き直したらとても心地よかった。 OneRepublicのCounting Stars, Dreaming Out loud, If I lose my self, Wherever you are など好きです。 augustana はStars and Boulevards, Boston, wasteland,Where love went long などがメランコリックです。 以上ざっと書いてみました。詳細が欲しいテーマがあれば言ってください。 今後はプログラミングについても書いてみますね。ちなみにtensorflow などで遊んでみたいと今考えてます。 ではまた。